ボウリングと聞いて真っ先に頭に浮かぶのはピンのイメージだと思います。形については誰もが知っていますが、そのピンに使われている材質についてはあまり知らない人が多いのではないでしょうか。
ボウリングのピンの材質には「楓(かえで)」という木の一種が使われています。
楓は秋の落葉前になると綺麗に紅葉します。福島県以南の山野に自生しており誰もが見たことがあるお馴染の木だと思います。
楓は木材として使われることが多くその場合はメイプル材と呼称されます。メイプル材には使われる木によってハードメイプルとソフトメイプルに分類されています。
ボウリングのピンに利用されるのはハードメイプルのほうでハードメイプルは綿密で衝撃に強いという性質を持っており、その性質が活かされているのです。
ちなみにピンだけでなくレーンにも楓が使われています。
ただいくら丈夫といっても元が木ですので使われるうちに劣化していきます。
ボウリング場では定期的にピンを交換しており、公式試合においては使用するピンは300ゲーム使用以内のものでなければならないと規定されています。