ボウリングにおけるレーンオイルの変化の傾向や読み方の基本を紹介しています。これを知るのと知らないのとではスコアの伸びが月とスッポンほど違います。
レーン上には表面保護の為にオイルがひかれていますが、このオイルコンディションによってボールの曲がり方が変化します。
例えばオイルの量が多ければレーンとの摩擦が小さくなりボールは曲がりにくくなります。
逆にオイルの量が少なければレーンとの摩擦が大きくなりボールが曲がりやすくなります。
レーンオイルを読むことが重要なのはオイルはレーン全体に均等に塗られているわけではないし、ボウリング場によって塗り方が異なるからです。
レーンの奥はオイルが塗られていませんし、ファウルラインから10〜12メートルは中央は多く外側は少なく塗られています。
ピンの手前で急に曲がるのはレーン奥にオイルが塗られていない影響で摩擦が発生するからなんですね。
こういった基本的なことを知っているのといないのとで大きな差がつきます。オイルコンディションを考慮した微調整がきき、より正確な投球ができるからです。
レーンのオイル量はゲームが進むごとに変化することも知っておかねばなりません。
何度もレーンの上をボールが滑ることで、ボールにオイルが付着してレーンのオイルが少なくなります。そのためだんだんボールが曲がりやすくなるのです。
またレーンがプラスチック製が木製かによって変化の仕方がかわります。
木製の場合はオイルがレーンに染みこみやすく減少が早いです。プラスチック製の場合はオイルが染みこむことはないのですが、投球ごとに奥にオイルが伸びるので曲がり方が微妙に変化していきます。
このゲーム中に刻々と変化するレーンコンディションに臨機応変にラインを変えて対応することが、スコアを上げていく上で非常に重要になってくるのです。
利き腕とレーンコンディション
また日本人はほとんどが右利きなのでレーンの右側のコンディションのほうが変化が激しいです。
そのため少数の左利きはコンディション変化の影響が小さく済むというメリットがあります。【関連記事:ボウリングで左利きの人のメリットや投げ方】